見上げた空

少年のころに見ていた青空は今も変わらないのだろうか

 

あの頃見ていた空と 今見る空は違って見える

 

あの頃の空は果てしなく広かった

見渡す限りどこまでも続いていた

でも手を伸ばせば 手が届く そんな気もした

 

今はどうだろう

空は小さく見え なのに 雲ははるか上に

手を伸ばしても到底届きそうにないところにある

 

大人になったのかな

 

無数の夢と希望を投影していた果てしなく広い空

それが今は テレビ画面のワイプのように小さくなってしまった

 

そんなことを感じた 令和元年の5月のある日